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Epi.18 新入生の前ではやめましょう ページ20




突然、リリアが逆さまの状態で俺たちの目の前に現れた。


1年生は驚きすぎて口をぽかんと開けている。


リリアは妖精族だし、そら転移魔法も容易に使えるよな。


「ショタ…だと?」


「やめなさい」


「ふがっ」


監督生の問題発言をエースが口を塞いで止めた。


グリムはぷるぷると体を震わせ、リリアを見上げる。


「コ、コイツ、瞬間移動したんだゾ!」


リリアはくふふと口元に手を当て笑っている。


「お主ら、わしの年齢が気になるとな?
こんなにピチピチで愛らしい美少年のわしだが、
たしかにその眼鏡が言うように子どもとは呼べない歳かもしれんな」


やっぱリリアにはあの距離でも話が聞こえたんだな。


さすが妖精族。


「ピチピチ……」


トレイが苦笑いをこぼす。


「遠くから見るだけでなく、気軽に話しかけにくればよかろう。同じ学園に通う学友ではないか。
我がディアソムニア寮はいつでもお前たちを歓迎するぞ」


ちらりとリリアがいた席の方に目を向ける。


シルバーと…黄緑髪の1年生か。


「あっちのメンツは全然気軽に話しかけて欲しいってカンジじゃないけどな……」


デュースもシルバーたちを見ていたのか、ぽつりと呟いた。


ふと、シルバーと目が合う。


俺が手を振ると、シルバーも少し恥ずかしそうに小さく手を振り返してくれた。


「クフフ。食事中、上から失礼したな。ではまた、いずれ。

…A」


「ん?なん、だ…」


チュッと軽いリップ音がなる。


「なっ、リリア!?」


トレイの声にはっと気付けば、目の前にアップで映るリリア。


額に残るあたたかいぬくもり。


「……ぇあ、…新入生の、前では…やめろ、よ……」


俺は熱くなった顔を抑えてその場にうずくまった。


「くふふっ、耳が隠せてないぞ?
…我が愛しのAよ」


リリアは気が済んだのか、スッと消えた。


「薔薇の宝庫や…!」


「バラなんてどこにも咲いてないぞ?」


「もう何もツッコまねーから…」


監督生とデュースのやりとりに疲れたのか、エースは手を額に当てた。


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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!ビーコンレタスも大好物なので嬉しいです!更新頑張ってください! (5月20日 14時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ご馳走様でした…(っ^ཀ^c) 続きが楽しみです!もっとみんなとエッt(((殴 見たい! (2022年8月23日 14時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
あげパン - とっても良い作品だと思います!忙しいと思いますが、頑張ってください!応援してます! (2021年12月12日 12時) (レス) @page25 id: 3e1ec359cd (このIDを非表示/違反報告)
煮たまご - この作品大好きで、ずっと応援してます!!受験、大変だと思いますが頑張ってください!! (2021年5月24日 16時) (レス) id: 22a254af00 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 最高です!続きが気になります!!ハリーくん落ちでお願いします! (2021年1月20日 17時) (レス) id: ed80c822fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんちょ | 作成日時:2020年10月9日 22時

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