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Epi.12 きちんと反省しましょう ページ14




バチバチッ


「ぅあ″あ″あ″ッ!!!!!!!」


この間の電流とは比べ物にならないくらい強かった。


「ふっ、…くぅ…」


小さく痙攣し、体が震える。


足の力が抜け、床に膝をつく。


「ッあ″、〰︎〰︎〰︎ッ…ふー」


「エーデルワイスくん、今日はこの首輪をつけたまま授業を受けてもらいます。
…もう次はありませんよ」


学園長のことだ。


次は御禁制の服従魔法を使ってでも、マジカルペン無しの魔法使用を見過ごさないだろう。


「返事は?」


「ぅぐぁッ、…、あ″い″ッ」


首に走る激痛に顔が歪む。


「クルーウェル先生、電流の威力を少し落としてあげてください。
これじゃあまともに授業も受けられないでしょう」


「…分かりました」


クルーウェル先生が指を鳴らすと、首輪が淡く光った。


「ふ、…ぅ、く…はっ、あ…」


先程のような大きな電流は流れなくなった。


だが、逆にずっとピリピリと小さな電流が流れ続けるようになり変な気分だ。


「けほっ、…こほっ…は、ぁ」


喉の渇きを覚え、咳がこぼれた。


「仔犬、水を飲め」


いつの間に用意してきたのか、クルーウェル先生の手にはペットボトルが握られていた。


「は、ぁりが…ぅござ…、…っあ…」


受け取ろうと手を伸ばしたが、手に力が入らず上手くペットボトルを掴めなかった。


そのままペットボトルは落下、水が床に撒かれる…ことはなかった。


学園長が浮遊魔法を使ったのだろう。


「少し電流を強くしすぎましたかね…
とにかく反省してください!」


「ん、…は…い」


その後、クルーウェル先生に水を飲ませてもらってから教室に戻された。


もちろん、首輪は付けたままだ。


Epi.13 痛みなんて知りません→←Epi.11 躾の時間は嫌いです



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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!ビーコンレタスも大好物なので嬉しいです!更新頑張ってください! (5月20日 14時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ご馳走様でした…(っ^ཀ^c) 続きが楽しみです!もっとみんなとエッt(((殴 見たい! (2022年8月23日 14時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
あげパン - とっても良い作品だと思います!忙しいと思いますが、頑張ってください!応援してます! (2021年12月12日 12時) (レス) @page25 id: 3e1ec359cd (このIDを非表示/違反報告)
煮たまご - この作品大好きで、ずっと応援してます!!受験、大変だと思いますが頑張ってください!! (2021年5月24日 16時) (レス) id: 22a254af00 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 最高です!続きが気になります!!ハリーくん落ちでお願いします! (2021年1月20日 17時) (レス) id: ed80c822fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんちょ | 作成日時:2020年10月9日 22時

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