Epi.11 躾の時間は嫌いです ページ13
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「此処にエーデルワイスはいるか!」
扉が勢いよく開かれ、白と黒のコートが見えた。
「…あーい」
面倒くさいので、気怠げに返事を返しておく。
クルーウェル先生のお出ましだ。
クルーウェル先生は俺の胸元にあるマジカルペンを見つめ、顔を顰めた。
「……学園長がお呼びだ。
ハント、助かった」
「いえ!」
足跡が聞こえた瞬間、転移魔法を展開しようとしたのだがルークに阻止されてしまったのだ。
『逃げてはダメだよ?』と拘束魔法をかけられて。
ルークは教師陣とグルだったようだ。
そしてレオナはいつの間にか隣から消えていた。
今頃暖かい植物園で居眠りでもしているのだろう。
俺は拘束されたままクルーウェル先生に廊下へと連れ出された。
「この間の躾では足りなかったようだな?」
「…」
学園長室に着くまで、俺は一言も応えなかった。
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「エーデルワイスくん…何度言ったら分かるんですか」
学園長は額に手を置き、ため息を吐いた。
いつもより学園長の声のトーンが低く、ぴくりと肩が上がる。
「貴方は誰よりも魔力量が多い…故にブロットも溜まりやすい分、マジカルペンを使用しないなんてありえません。
…これは貴方の命に関わることですよ」
「…別に、」
「どうでもいい」そう言おうとしたが、別の人物によって遮られた。
後ろに静かに立っていたクルーウェル先生によって。
「学園長。やはり…」
「ええ…方法はそれしかないようです」
俺は身構えた。
「仔犬__________『躾の時間だ』」
首にひやりと冷たくて重い
「っ」
「この間の躾では足りなかったのだろう?
前回のは甘くしすぎたみたいだ。
これで最後だといいな?」
__________首輪。
クルーウェル先生のユニーク魔法の首輪はリドルのものとは違う。
リドルは“無効化”だが、クルーウェル先生は“変換”だ。
対象の魔力の放出を感知すると、その魔力は電流に変換され対象に流れる。
変換される量は、魔法使用者があらかじめ設定する仕組み。
魔力は熱。
故に、常に魔力を放出しなければ体に熱が溜まってしまう。
だから皆、無意識のうちに魔力を纏っているのだ。
然り__________。
バチバチッ
首元に容赦なく電流が流れた。
、
クルーウェル先生のユニーク魔法は捏造したものです。
公式からの発表があっても修正しない可能性大。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!ビーコンレタスも大好物なので嬉しいです!更新頑張ってください! (5月20日 14時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ご馳走様でした…(っ^ཀ^c) 続きが楽しみです!もっとみんなとエッt(((殴 見たい! (2022年8月23日 14時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
あげパン - とっても良い作品だと思います!忙しいと思いますが、頑張ってください!応援してます! (2021年12月12日 12時) (レス) @page25 id: 3e1ec359cd (このIDを非表示/違反報告)
煮たまご - この作品大好きで、ずっと応援してます!!受験、大変だと思いますが頑張ってください!! (2021年5月24日 16時) (レス) id: 22a254af00 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 最高です!続きが気になります!!ハリーくん落ちでお願いします! (2021年1月20日 17時) (レス) id: ed80c822fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんちょ | 作成日時:2020年10月9日 22時