階級甲の隊士は、何故か霞柱に懐かれたらしい【鬼滅の刃】

24話 ページ29

その隊士の名前は、山田太郎(笑)。

5年もいるのに、まだ階級癸。

2ヶ月で柱になった霞柱様とは雲泥の差だ。

どうやら、霞柱様は、とりあえず彼を睨みつけて、その後大して何もせずに帰ってきたらしい。

まぁ、「睨み付ける」と言っても、霞柱様は柱。

山田太郎も、きっとその時の殺気で今頃ブルブル震えているだろう。

「彼に関しては、後ほど処理する。」

と怒った様な顔で言う霞柱様を見て、本気で対立違反が起きないか、不安になった。

「どうしてその場で対処しなかったの？」

と聞くと、

「だって、早く帰ってきたかったんだもん。」

と返された。

(いやいやいや！ちょっと待って！いつの間に霞柱様は癒しキャラになったの？「もん」って可愛すぎるだろ！)

と思いながらも、俺はそれを顔に出さず、

「大して気にする事はないよ。」

と言った。

「玲はわからないでしょ。女顔じゃないし。」

霞柱様の言葉に対して、

(あ。やっぱり言われたこと気にしてるんだ。)

と思う。

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