20話 ページ25
「はぁ〜〜」
屋敷に着くと、俺は盛大にため息をつく。
もう、本当に嫌な気分だ。
「風柱様が言っていたことも、今ならわかる気がする。」
隊士の質が異常に落ちてる。
あんな鬼のために、階級甲の俺がわざわざ呼び出されるだなんて……。
「鬼殺隊、このままじゃ、絶対大丈夫じゃないだろ。」
まぁ、あの時の雷の呼吸を使う、って言っていた子は見込みがあるけど。
彼の刀や、地面には大量の血がついていた。
つまり、彼は鬼を一体殺したのだろう。
あの驚きようから考えると、きっと初任務だったのだ。
「一体何が大丈夫じゃないの?」
俺とは全く別の、声。
慌てて後ろを振るむくと、
「か、霞柱様!?」
霞柱様が後ろに立っていた。
「やぁ!大丈夫、玲。」
無邪気に笑いながら、霞柱様はそう言った。
「えっと、霞柱様、夜の見回りの方は……。」
今はちょうど日が暮れたところ。
柱である霞柱様は、見回りにいかなければいけない。
「玲に会ってから行こうと思って……。」
霞柱様は、悪戯っ子のようにテヘッっと笑った。
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勉強&学校崩壊しろ! - 竹輪*胡瓜@昆布教さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月27日 9時) (レス) id: e7232d2884 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@昆布教 - この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2020年8月26日 20時) (レス) id: af05283989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 | 作成日時:2020年7月31日 11時