何の変哲もない ページ7
ふくらside
今日は午後撮影で今事務所に向かっている。
途中にコンビニがあったから皆に何か買って行こうと足を進める。
ふくら「今日は7人だしこの7本でいいかな」
ドリンクコーナーの扉を開けて適当に見繕ってカゴに入れる。
ふくら「…………もう一本買って行った方がいい気がする」
目の前にあった炭酸ジュースを少し丁寧にカゴに入れ、会計を済ませた。
ふくら「あれ？誰か香水変えたの？めっちゃいい匂いじゃん」
事務所の冷蔵庫にさっき買ってきた飲み物を入れながらその場にいる全員にそう聞いた。
山本「え？ふくらさんじゃないんですか？」
河村「となると伊沢？」
伊沢「………………」
河村さんの言葉に一度は此方を見た伊沢だったがすぐに目線を撮影部屋の方に戻してしまった。
須貝「伊沢も違う見たいだな」
こうちゃん「じゃあ誰？俺らじゃない事は明白だけど」
伊沢「準備出来たから来た順に撮影部屋入ってって」
そんな話をしていたら伊沢がそう声をかけた。
山本「了解〜…………って！なにこれ！？超怖いんですけど！」
山本の悲鳴を聞いて撮影部屋に入ると黒い布を被せられた何かがそこにあった。
ふくら「なにこれ、マネキン？」
河村「マネキンなの？布動いてるみたいだけど」
他のメンバーも続々と撮影部屋に入ってくる。
僕と河村さんに至っては興味本位で触ってるけど。
伊沢「あぁ！触んない、触んない！その中に入ってるの人だから」
こうちゃん「人入ってんの！？」
須貝さんは怖いのか何も言わず少し早足で撮影部屋に入ってくる。
伊沢「そう、この人のクイズするから」
何自慢げな顔して言ってるんだ、この男は。
伊沢「今回の企画は私、伊沢拓司の持ち込み企画！題して！頭の良すぎる東大生なら10個の問題でこの人が誰か分かる説〜！」
伊沢のハイテンション過ぎる司会で動画が始まってしまった。
伊沢「今から皆さんに10の問題を出します。皆さんの答えが合っていたら次に進めます。なお、今回のクイズは協力しなければ進まない為他の方々との相談タイムを設けております。1問につき制限時間は10分。ギリギリまで考えるもよし、問題文を最後まで聞いてから答えるも良しです。ですが、もし1問でも不正解だった場合は皆さんのtwitterの名前を1週間の間解読不能文字にして頂きます」
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作者名：エリス | 作成日時：2023年7月8日 15時
