天才と呼ばれた男 ページ2
Noside
ーー病院。
此処には天才と呼ばれた1人の医者がいた。
『え、桐谷先生の患者さん1人此方に来るんですか?』
桐谷「うん、悪いね。朝一の検査なんだけどさ、僕上の人達に呼び出しくらって…………。2時間くらいで帰って来れると思うんだけどさ。午前中はその人ともう1人の患者さんだけなんだけど………お願い出来たりしない?」
『別にいいですよ。朝一って事はあれですか。レントゲンとか採血とかのやつですか?』
その男、Aがそう聞くと桐谷と呼ばれた医者は首を縦に振った。
『了解です。お土産期待してます』
桐谷「何がいい?お菓子とかでいい?」
『いっぱい買って来てくださいね』
Aの言葉にまた桐谷は頷いて診察室を出ていった。
看護師「1110番の患者様〜、診察室2番にお入り下さい」
看護師がそう言うと少し背の小さい男が入ってきた。
??「よろしくお願いします」
『はい、よろしくお願いします。ご確認の為、お名前と生年月日よろしいですか?』
看護師が持ってきたカルテを見つつAは男の方を見た。
伊沢「1994年、5月16日生まれ伊沢拓司です」
『はい、ありがとうございます。まずは朝一の検査お疲れ様でした。何処か気分の悪い所はありませんか?』
伊沢「特に問題はないと思います。気持ち悪いとかもないですし…………………あの」
Aはパソコンから目を離して伊沢の方を向いた。
『はい、どうなさいましたか?あぁ、桐谷先生なら』
伊沢「いや、そうじゃなくて………………」
首を傾げたAの耳に驚くべき言葉がかけられる。
伊沢「一緒に働きませんか!?」
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作者名:エリス | 作成日時:2023年7月8日 15時