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#7 ページ7
仕事は一通り終わり、残すところは日誌を書くだけだった。
「…はぁ〜」
大きく息を吸い込みため息をつく。
よし、と意気込んで取り掛かる。
今日の、遅刻者、欠席者…。
着々と記入し、あとは今日の日直の最後の感想欄を綴るだけになった。
最後の仕事だし、と、使う必要のない色のペンを使ってみようとする。
なんとなく普段使わないような色がいいかなぁ。
そう思い、普段あまり使うことのない緑色のペンを取り出す。
ふたを取ろうとするが、普段使わないせいか、なかなかどうしてとれない。
「っ〜〜」
力をぐっ、といれる。
すると、ポン、と音を立てキャップとペンが離れた。
しかし、それと同時に私の手からするりとペンも離れていき、空中を舞っていた。
「あっー」
既に気がついた時には、もう窓の外から落ちていた。
ここは5階。
もう、最悪だ。
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作者名:紫馬 | 作成日時:2017年7月11日 18時