どう足掻こう。「天然系お姫様のせいで退部危機な私」【ハイキュー！！】

衝突・２ ページ38

赤葦「……え…あ、わっ！！？すっ、すみません！！え、ホント俺馬鹿…！！！
や、その、本当にすみません！！！ちょっまっ、何で…！！！？」





赤葦さんはバッと起き上がり、耳まで赤くしながらパニックを起こしている。





『あ、や…何もされてないですし、大丈夫…です！あの、落ち着いて…』





赤葦「ぼっ木兎しゃん！！女子に起こさせるのはやめてって言ったじゃないれすか！！！
あ"あぁ…ホントごめんなさい…！！！」





噛んでるし呂律回ってないですよ！！？
赤葦さんが凄く混乱しておられる…

いつもの冷静さからは想像出来ねえ…


急に話題を振られた木兎さんも焦っている。





木兎「だって和花が起こすって言ったんだよぉ！！

元はと言えばあかーしが目覚まし忘れるから！！！」





赤葦「やっぱり元凶は俺なんですね！？和花さん！本当にすみません！！！」





私が返答に困っていると、「ああもう絶対嫌われた…当然だけど…何で俺…」と呟いていた。





『あ、かあしさん！！だいじょーぶ！！です！！！元気！！！』





赤葦「元気…って……何ですか、それ」





赤葦さんはくすっと笑った。

なぜか木兎さんも俺も元気！！！と騒いでいる。
「うっし、じゃあ食堂行くか！」と収拾をつけたのは木葉先輩。

私達はちゃんと遅れずに済みました。





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今日はロードワーク行くのやめといた。
迷ったら顔面バリボーに(ある意味)殺されそうだしｗ

青城のマネは雪絵様。

一緒にスポドリを用意しとこうという事になった。





雪絵「和花ちゃん、まりあちゃんと上手くやれてる？」





『……何というか…』





雪絵「訳ないよね〜…あの子、素直な性格じゃないもんね〜…

でもまあ、和花ちゃん、仕事早いし大丈夫だよ〜。何かあったら言ってね？」





はい、と私は苦笑交じりに微笑んだ。
用意出来たスポドリを、カゴごと体育館の入り口に置いておき、私はネットの補修に取りかかった。





雪絵「……」

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