お金持ちつよい ページ31
金曜日の夜。
私はネイビーの、花凛は薄い水色のワンピース。
あと、安室さんは暇だった。
いや本当にありがたいです！！！うん！！
彼とは現地で集合する予定だ。
花凛が手配してくれた車から降りる。
お金持ちってつよ…！！
「私、ちょっと主催者に挨拶してくるわ〜。」
いってらっしゃ〜いと手を振って見送る。
…私、必要…？？
すごい大人に見えるなぁ、花凛…。
それだけじゃなくて、周りの人達も輝いてる。
あれ、すごい場違い感…。
華やかな雰囲気に圧倒されていると、肩を軽く叩かれた。
振り返ると、ダークスーツに青のネクタイを締めた彼がいた。
「すごく…似合いすぎです…。」
ぽつりと漏らすと、柔らかい笑みを浮かべる安室さん。
かっこ…いい……。
は、え、マ？？？はちゃめちゃかっこいいんですが…
元からかっこいいけど、再確認しちゃうね…。
男らしい大きな手が私の頬に添えられた。
「顔、赤いですよ？
…僕のせい、だったりします？」
うぐ、図星だったりします…。
何も言えずにいると、にこっと笑った。
貴女も綺麗ですよ、なんて恥ずかしいセリフをさらっと言われる。
手を差し出される。
「エスコートしましょう、お姫様。」
緊張しながら手を重ねた。
大理石の広い展示場に、輝く宝石や豪華な額縁に入った絵画、頑丈そうなケースに飾られた彫刻などがずらっと並べられている。
しかし、その空間は慌ただしい雰囲気に包まれていた。
花凛が駆け寄ってくる。
「えっなにそのイケメン
あっそれより、ちょっと大変なことになってるっぽい…。」
すぐ話題を変えてて少し笑ってしまった。
大変なことについて聞くと、知らぬが仏だったかもしれない。
怪盗キッドの予告状が届いたらしい。
あ〜も〜、なんですぐそうなる…
「でもその前に一緒に撮ろ〜。」
安室さんも強引にフレームインさせられてた。
花凛つよいな。
そうだ、と思い出したように言う。
“お兄さんに送っといて”とスマホに画像が送られる。
私しか写ってなくて、これ送るの恥ずかしいな。
赤井さんに“生きてますよ〜”というメッセージと共に送っておいた。
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いちご飴(プロフ) - 素敵な作品見つけた…だと思ったら終わってた、、いつか更新してくださるのをずっと待ってます！ (2月11日 16時) (
レス) @page41 id: 9ae4f8b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - ずーっと待ってます……!! (5月19日 20時) (レス) @page41 id: 59d78921c3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - お、おわった…ｗ (2022年7月28日 5時) (レス) @page41 id: fa9b0d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - コナンくんの破壊力えぐいです。 (2022年7月25日 8時) (レス) id: 32b67605f3 (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - 終わらないでぇぇ… (2022年4月24日 18時) (レス) @page41 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり。 | 作成日時：2019年7月14日 20時
