呼ばれたイベントに推しがいる【キ.ヨ】【ま.ふ.ま.ふ】

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司会「今日は1日お疲れさまでした、かんぱーい！」

「「「「『かんぱーい！』」」」」



さてさて、時間は過ぎまして打ち上げ会場まで来ました。

横長の長い机が個々に3つ並べられてあって、私は両隣が男性のスタッフさんで、向かいにレトさんとフジさん。


スタA「いやぁ、Aさんが顔出しするなんて思ってもなかったです」

『あんまり顔に自信ないので…』

スタB「すっごい可愛いじゃないですか！」

フジ「わかる、Aちゃんはマジで可愛い。俺タイプだもん」

『やめてくださいよ〜！照れます…』



日々こんなに褒められることがないので、ほんとに恥ずかしいしどういう反応したらいいのかわからない。
お酒も入ってるし冗談かもしれないけど。



スタA「彼氏とかいるの〜？」

『いや、いないですよ！』

レト「ちょっとそれセクハラになるよ？ｗ」

スタB「レトさんも気になりません？」

レト「いや俺は別に…」

フジ「ちょっと二人ともAちゃんに近いよ！」

スタA「そんなことないですよ、ねー？Aさん！」

『あ、いや…まぁ…』



なんというか、苦手だ。
軽そうだし近いし実際怖い。



スタB「Aちゃん、お酒飲んでないじゃん！飲も飲も！」

『いや最近お酒で失敗してて…』

スタB「大丈夫だって！酔っても俺たちがなんとかしてあげるから！」

スタA「そうそう、楽しまないと！」

『あ、でも弱いから…』

スタB「大丈夫大丈夫、これ飲みな？」

フジ「いやよくないよー」

レト「Aちゃんほんま弱いもんね」



フジさんとレトさんが庇ってくれるけど、スタッフさんもなかなか引かず。
挙げ句の果てには、見えないように足触られるし。



『ちょっと、お手洗い行ってきます…』



逃げるように立つと私は急いでその場から離れた。



『はぁ…』

「はぁ…」

『えっ？』

キヨ「うぉ！…なんだ、お前か」



お酒とかタバコの匂いに気持ち悪くなった私は一旦外の空気を吸いにお店を出た。
するとそこに、私と同じようにため息をつくキヨがいた。



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