天才少女と天パさん【松田陣平】

プログラムされていない感情 ページ19

「ん…」

懐かしい夢を見たな
体を起こすとパサッとブランケットが落ちた
かけてくれたのかな、忙しいのに、

ブランケットを拾いテーブルを見る
すると黄色の付箋が置いてあった

〔かぜひくんじゃねーぞ。じゃあな。〕

そう書かれた付箋に頬が緩む
いいやつだよ全く。
ずっと親代わりというよりかは兄みたいな感じだったな

そして時計を見る
10時☆
僕5時間寝てたの⁉w
うっそw

「…暇出かけよ。」

テンションが下がってきたところで上着を羽織り出かける
ちなみにろくな上着持ってないから廻くんのを借りたが。



「ありゃ…もう面倒臭いことしか起きない…」

まずコンビニに行く
↓
コンビニから出る
↓
天パさんに出くわす

いやここまでならよかった

松田「誰のだよ。」
「ナ、ナニガデショーカ」
松田「明らかに男物だろこの上着」

修羅場アンド壁ドンである
ははっ死 ねる()

「エットォ…」
松田「名前言えや。誰のだよ。」

サングラス越しにもわかる剣幕
最近の警察官怖っ

松田「彼氏か」
「えっいや…」
松田「んで否定しねえんだよ。
彼氏いんのに男とほっつき歩いて楽しかったかよ」
「だから違うって！僕が好きなのはッ！」
松田「…ぁ？」
「な、なんでもないっ」

隙ができた瞬間に逃げた
後ろから声が聞こえたが無視する




私僕、誰って言おうとしたの…？
誰か教えてよこのプログラムされてない感情を

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