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こいつ、見た感じ頭は良さそうだな。
九井『お前、運動と勉強どっちの方が得意だ？』
A「うーん。通知表は小学生の頃からオール◎で中学、高校とオール5だったからな。どっちも同じくらい得意だな。｣
オール5？オール◎？
今まで？！こいつ………いいな。
九井「いいな。」
A｢え？｣
九井『いや、なんでもない。
俺は、黒龍というグループに入ってるのだが。まぁ、暴走族みたいなもんだが。喧嘩できるか？』
A「え？でも、喧嘩ができない訳では無いけど、私は女子だし。それに、迷惑かけてしまうんじゃ。」
やっぱりそうだよな。
今後、人の命を奪うかもしれないのに、
こんなに可愛らしい………。
いや、女子を巻き込むことなんできない。
九井『いや、なんでもない。今の話は忘れt』
A「私も、入れてください。」
は？こいつ正気か？
誘ったのは俺だが………。
A「もし、私が役に立てなくても怪我の手当ぐらいはできます。だから……。｣
九井『これからよろしくな。』
A「はい！！」
そして、私は黒龍にはいることになった。
Aside
九井「ところで、あだ名はどうする？」
グループの中ではあだ名をつけたりしているらしい。
九井(ここのい)だから、ココだったり、
乾(いぬい)という方はイヌピー
A『なんでもいいですよ。ココくんが決めて。』
そういうと、私の名前をひたすら呟いた後。
九井「ハノ！」
蓮爾(はすのみ)だから、「ハノ｣らしい。
九井「どうだ？」
A『いいと、思います。だけど、家の中だったら普通に名前で呼んで欲しい…です…。』
やばい、今普通に恥ずかしいこと言った。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。
九井「いいさ。」
え？いいんですか？ありがとうございます。
九井「そのかわり、」
A『そのかわり？』
九井「敬語外せよ。Aちゃん｣ﾆﾔﾘ
A『ﾄﾞｷｯ え？ち、ちゃん付は恥ずかしいので。その。』
九井「悪い悪い。A。」
A『はい。ココくん。』
九井(くん付は、こっちが恥ずかしい。)
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作者名：雪見だいふく | 作成日時：2023年1月8日 19時
