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A『ココ………くん。』
ここはどこだろう。
硫酸かけられて……………。
それかどうなったんだろう。
九井「A！目が覚めたのか。
お前があまりにも遅いから見に行ったら腕が……
それに意識がなくなって、病院に来たんだ。
腕は綺麗に治ったよ。」
A『どうして？』
九井「金の力だ。」
そうか、ココくんが日頃から稼いでるので手術したのか。
私のせいで無駄に…………
A『ごめんね、私のせいでお金が無駄になっちゃった。』
九井「無駄になんてなってない。綺麗に治ってよかった。」
A『迷惑かけちゃったね。』
九井「そんなことは無い。」
否定ばかりするけれど、実際は困ってるんだろうな。
九井「意識が戻ったら家に帰ってい言ってたから帰ろう。」
ー家の近くにて
…………………………………。沈黙
九井「お前、もう梵天やめろ。主頭にも話つけた。もう、俺らとは関わるな。」
え？いきなりどうしたの？
何言ってるの？
A『な、何言ってるの。関わるなって。』
九井「お前が喧嘩して人やってることを今すぐ忘れろ。お前は今まで何不自由なく過ごしてたと思え。別の家用意するし銀行にだっていくらだって振り込むから。」
何不自由なく？
そんな言い方しないでよ………それじゃまるで
私が今まで不自由だったみたいじゃない。
A『そんな……そんな悲しいこと言わないでよ！
私は今の生活が満足している！
ココくんと一緒にいる生活が1番！
今まで不自由だと思ったことないんてない！
みんなに出会え、梵天の一員として働けて、例えそれが裏仕事でも私は幸せな日々を送ってる！
怪我をすることなんてわかってるんだから！
それとも、私が女だから？
躊躇してんの？』
ねぇ、また私を置いてくの？
1人にするの？
手放すの？
九井「お前には幸せになって欲しいんだよ！怪我なんてして欲しくねぇんだよ！」
A『なんで！私は十分幸せ！
ココくんと一緒に居られない生活の方が辛いよ！』
九井「こんな時ぐらい俺の言うこと聞いてくれよ！」
A:ﾋﾞｸｯ
『私が……もし、嫌だって言ったら………？』
九井「無理にでも納得させる。」
A『嫌だ…………嫌だ。1人になりたくない。』
九井「新しく友達作れ。じゃあな。
もう会うことなんてねぇよ。」ｽﾀｽﾀｽﾀ
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作者名：雪見だいふく | 作成日時：2023年1月8日 19時
