拾われた子猫 (ページ34)

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ここか。

相変わらず人気の少ないところですこと。

A『おーい。来ましたよー！』

取(取引先の人)「オラッ！」

?! ｻｯ

A『不意打ちの攻撃ごときに当たるとでも？』

『挨拶なしとは悲しいです。』

ｽﾊﾟｯ

?!映像？

取「こっちが本物だ！」ｶﾞﾂｰﾝ

A『うぉ！あぶね、ｵﾗｯ』ドゴン

取「グハッ」

A『はぁ、めんどくさい』

取×30「ﾊﾊｯ！」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

A『惨めだな』

こんなヘナチョコ共が一斉に来たって強さなんてこっちの方が上！

取「お嬢ちゃん、引き帰りな。」

A『おやおや、心配してくれるんですか？
優しいですね。ありがとうございます。だけど……』
ﾄﾞｶﾞｰﾝｯ

取(数名)｢グハッ／うぐっ」

A『……私、弱くないんで』ﾆﾔ

数分間戦い続けていい加減イライラしてきた

どこからともなく現れる人達にこれほど手こずるとは

拳銃は置いてきたし。

生身で戦うしかない。

めんどくさい。

取「これで終わり」ﾎﾞｿｯ
ﾊﾞｼｬﾝ

A『うわっ！』ｼﾞｭｰ

硫酸?!

どこから持ってきたんだよ。

右腕にかかってしまった。

多少は避けたとしてもかかれば終わり

A『グァッ、あ”あ”！痛い…………。』

てめぇら、今夜の月は見れねぇぞ

A『消えろ…………。』ﾄﾞｶﾞｰﾝｯ

取「ガッ…………」ﾊﾞﾀｯ

A『痛い……クソ、』ﾊﾞﾀｯ

呼吸を整えてココくんの所に戻らないと。

早く………戻らないと………

動きすぎて意識が…………

ココくん……助けて…腕も痛くて

九井「…ッ！…………おま…！……ッ！！」

誰か何か言ってる、聞き取れないな

ココくん？

九井「A！！！」

意識が……………………

ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰ

規則正しい音が部屋に響く

隣で泣きそうな顔をしている人が横たわっている人に寄り添っている。

ベットの上で目をつぶる人の腕はとても綺麗で。

とても美しい。