拾われた子猫 (ページ4)

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A『あ、あの。上がりました。』

肩が少し出た状態＋萌え袖

と、言う。

なんとも言えない格好でリビングに向かうと、パソコンを開いてなにやら作業をしている。

“メガネをかけた”彼がいた。

？「上がったか。って、え？」

ぽかんとした顔をしてこちらを見つめる

メガネがズレ落ちたのは私の気のせいだろか。

A『あ、すみません。こんな格好で。私には少し大きかったみたいで。』

少し顔を赤らめると、咳払いをした彼はパソコンを閉じて、前に座るように指示をする。

A『ご迷惑お掛けして申し訳ありません。』

？「別にいいさ。そういえば、名前を聞いてなかったな。」

あ、私名前知らない人の家にあがって、

お風呂入って、服きてんのか。

随分と大変な状況ですね。

A『はい。私は蓮爾 Aと、言います。』

？「俺は、九井一だ。」

A『九井さんですね。』

九井「いや、ココって呼んでくれ。」

A『うーん。それじゃあ、ココくんじゃダメですかね？』

九井「いいよ。」

ココ……。可愛らしいあだ名だな。

九井「いくつか聞きたいことがあるんだがいいか？」

A『はい。』

聞くって何を？

答えによっては命取られる？

九井「まず、お前何歳だ？」

え？そんなこと聞く？

A『え、あ、17歳です。高校2年生。』

九井「は？俺と同じだな。どこの高校？」

え？それも聞いちゃう？

A『ふ、2つ隣の地区です。』

九井「そんな遠くから来たのか？！」

A『はい…………。』

九井「………。さっき、家を聞いた時に首を降っていたが、どういう意味だ？」

……………。まぁ、気になりますよね。

隠すほどでもないし話すか。