探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ5)

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4話ページ5

in武装探偵社

怜「マズいね。」

鏡花「マズい。」

敦「マズいの？」

武装探偵社へ帰ってきてから最初の会話がこれ。
さぁ読者の皆様はなにがマズいか分かるかな？？？

怜「マズいよ。非常にマズい。」

敦「なにが？」

怜「入試」

そうマズいのは入試だ。

鏡花「実技試験は私達ならなんとかなる。けれど筆記試験はマズい。」

私達は学校に通ったことがない。
え？高校レベルなんて簡単だっていったって？

言ったよ。言ったけどさ！それは通ううえでの話じゃん？
国、数、英は出来るよ。楽勝だけどね、理科もなんとかなる。
でも社会は暗記じゃんか。私中学の教科書もってないのよ。

覚える方法がないじゃん。
高校でも通ってさえしまえば、一回教科書読めばおぼえれるさ。
教科書もってないのよ！鏡花も多分私と同じ。
でも敦くんは孤児院育ちだからあんまりできない。

来週までになんとかしなければ！

怜「とりあえず谷崎くんのところ行って、教科書あるか聞こう。あったらそれで30分くらい勉強したあとにさっき本屋で買った雄英の過去問を解いてみる。それで出来なかったところを来週までになんとかする。」

鏡花「それでいこう。」

敦「僕なんとかなるかなぁ？」

とりあえず谷崎くんのとこいくか。

怜「谷崎くーん」

谷崎「どうかしたの？」

怜「中学の教科書ってとってある？」

谷崎「うーんあるかなぁ。ちょっと探してみるね。」

しばらくすると

谷崎「僕のはなかったけどナオミのがあったよ。はい」

敦「ありがとうございます。」

怜「ありがとーまたねー」

よしっ！教科書はゲットした。あとはなんとかなる……はず。
とりあえずやるだけやってみよう。

______________
30分後

敦「30分たったね。」

鏡花「うん。」

怜「実践形式でやってみよう。試験監督とかはなしで。」

試験後

うん。なんとかなりそうかな。

1、2問ミスったけど分かんないとこは無い。
鏡花もなんとかなるかな。
敦くんも思ったよりも出来てるし、来週までにはできそうだ。

ほんとに良かった。
敦くんも理解力があるから覚えるだけでいける。
武装探偵社が入試落たので依頼受けれませんとかシャレにならないよ。