探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ37)

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36話ページ37

マイク「アホ面でビクともしねぇ‼心操の“個性”か！？全っっっっっっ然目立ってなかったけど彼、ひょっとしてやべぇ奴なのか‼!」

アホ面って酷くない？実況に私情入れすぎでしょ。
目立つ奴がすごいって主観はいってるし…

相澤「だからあの入試は合理的じゃねぇって言ったんだ。」

と言うと相澤先生は資料をとりだしたので、私はそれを覗きこむ。

マイク「ん？何？」

相澤「二人の簡単なデータだ。個人戦になるからまとめてもらっといた。」

流石相澤先生、合理的。

相澤「心操あいつ、ヒーロー科実技試験で落ちてる。普通科も受けていたのを見ると、想定済みだったんだろう。あいつの“個人”は強力なものだが、あの入試内容じゃそりゃポイント稼げなぇよ。」

覗くと、心操くんの“個性”は洗脳になってる。
そりゃ強い人洗脳してポイントとらせたところで、その人のポイントにしかならないもんね。

心操くんに何か言われると、緑谷くんはそのまま場外に向かって歩いていく。

マイク「ああーー！緑谷！ジュージュン‼」

洗脳の攻略が緑谷くんにできるのかが、鍵になるかな。
でも、“個性”自体の性質を無視して緑谷くんが洗脳を破るのは不可能にちかい。

なのに、場外にでる寸前で彼は押しとどまった。

マイク「これは…緑谷‼とどまったああ‼?」

指を暴発させて、衝撃で洗脳をといた！？
すごいことするなぁ、緑谷くん。
心操くんはまた口を開かせようと必死になっているが、緑谷くんに投げ飛ばされた。

ミッド「心操くん場外‼緑谷くん、二回戦進出‼」

マイク「二回戦進出‼緑谷出久ーーー‼ IYAHA!緒戦にしちゃ地味な戦いだったが、とりあえず両者の健闘を称えてクラップユアハンズ‼」

緑谷くんの怪我大丈夫かな？
どうせやることないし、様子みに行こうかな。

怜「ちょっと緑谷くんの様子みにいってきます。」

と一声かけると、放送室を出た。
緑谷くんのとこにオールマイトいるかな？
ちょっと聞きたいことあるんだけど…

リカバリーガール出張所に着くとちょうど緑谷くんがでてきた。

怜「大丈夫だった？その怪我。」

緑谷「星夜さん…わざわざ来てくれたの？大丈夫だよ。ありがとう。」

怜「なら良かった。オールマイトって中にいる？」

緑谷「オールマイト？いると思うよ。」

怜「そっか、ありがと。頑張ってね。応援してるから。」

緑谷「ありがとう！」

と言い緑谷くんは戻っていった。