探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ33)

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32話ページ33

敦「だから、これから一週間ごとに武装探偵社から対異能力者の戦闘訓練をすることになった。」

「戦闘訓練？」

敦「そう。“個性”を使わない戦闘技術を教えたり、“個性”が相手に効かないときにどうやって“個性”を活かすか考えたりするよ。僕ら以外にも何人か探偵社から来ることになってるよ。」

「へー。」

「私結構個性に頼りきりだから大丈夫かな？」

「じゃあ相澤先生が治ってるのも探偵社の人の異能力なんですか？」

鏡花「そう。与謝野先生の治癒能力。瀕死の人を治癒する能力。」

「すごいね。」

「どんな怪我も治せるじゃん。」

相澤「いや…あれは…やめたほうがいい…………」

と言って相澤先生はまた死んだ顔をしていた。

皆驚いてるよ。あの相澤先生だもんね。
私達も青い顔してるし、敦くん少し震えてる。

相澤「話は以上か。」

私達は頷き席に戻る。

相澤「それで話は変わるが、まだ戦いは終わってねぇ。」

「「「「！？」」」」

爆豪「戦い？」

緑谷「まさか…」

峰田「まだ敵がーー‼?」

相澤「雄英体育祭が迫ってる！」

「「「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」」」」

「体育祭…！」

「クソ学校っぽいの来たぁぁ‼」

「待って待って！敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか！？」

相澤「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す…って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英(ウチ)の体育祭は、最大のチャンス(・・・・・・・・)。敵ごときで中止していい催しじゃねえ。」

峰田「いやそこは中止しよう？」

そこだけは峰田くんに同意したいんだよね…
敵に手の内あかしてんのと同じだよ。個性バレちゃうしさ。

緑谷「峰田くん…雄英体育祭見たことないの⁉」

峰田「あるに決まってんだろ。そういうことじゃなくてよー…」

相澤「ウチの体育祭は日本のビックイベントの一つ‼かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ、全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した…そして日本に於いて今『かつてのオリンピック』に代わるのが雄英体育祭だ‼」

八百万「当然、全国のプロヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね！」

上鳴「資格習得後(そつぎょうご)はプロ事務所にサイドキック(相棒)入りが定石(セオリー)だもんな。」

耳郎「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。」

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切り悪くてすいません。