探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ13)

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12話ページ13

相澤「……面白そう…か。ヒーローになる為の３年間。そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」

「！？」

「よし。トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」

「「「「はああああ！？」」」」

相澤消太
ヒーロー名イレイザーヘッド。
たしか通算除籍指導数が154回だった。
間違いなく彼は本気だ。

相澤「生徒の如何は先生(おれたち)の“自由”。ようこそ、これが……雄英高校ヒーロー科だ。」

「最下位除籍って…！」

「入学初日ですよ！？いや初日じゃなくても…理不尽すぎる‼」

怜「そうかな？」

鏡花「世の中なんて理不尽なことだらけだと思う。」

鏡花のいうとおりだ。
良い人が死んで悪い人が生き残る。悲しいけど、そういう世の中だ。
理不尽だろうが立ち向かわなければ、ヒーローなんてやっていけないはずだ。

相澤「自然災害…大事故…身勝手な敵たち…いつどこから来るかわからない厄災、泉のいうとおり日本は理不尽にまみれてる。そういう理不尽(ピンチ)を、覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。」

雄英(プロヒーロー)からの全力の苦難か……ちょっとまって。
私達って三年間護衛すんの？長くない？期間聞いてなかった。

相澤「“Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて来い。」

怜「面白くなってきたね。」

敦「今の話聞いてた？」

怜「もちろん聞いてたけどさ。こういうのワクワクしない？」

敦「まぁ、そうだね。」

相澤「さてデモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。」

武装探偵社員の力見せてやろうじゃない。