探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ2)

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1話ページ2

怜side

最悪だ。最悪すぎる。

あっいきなりすいません。探偵社員の星夜怜です。

怜「はぁ……」

太宰「50回目」

敦「何がです？」

太宰「さっき怜が社長室から出てきてからついたため息の数。」

うるさいなぁ。てかそんなん数えてるんなら仕事しろよ自殺マニア。
私の気分は最悪なんだ。

敦「え⁉出てきたの20分前くらいだよ⁉何言われたの？」

怜「雄英高校の護衛の依頼について」

敦「あのヒーロー学校で有名な雄英高校？」

怜「そう。」

話は20分前に遡る。

______________
20分前

仕事が終わって鏡花と雑談していたときのことだった。

国木田「怜、社長が呼んでるぞ。」

怜「はーい。」

なんだろ。私なんかしたっけ？
そんなことを考えていると社長室の前についたのでノックする。

怜「社長、怜です。入ります。」

社長「あぁ」

社長「いきなりで悪いが、来週から雄英高校に通ってほしい。」

ほんとにいきなりだな。
………えっ通う？？ちょっと待って。
中学校にも行ってないのに高校通うの？
第一、私14歳だから高校に通うのは1年はやいよね。

怜「どういうことですか？」

社長「実は、先日雄英高校の校長から直々に護衛の依頼があってな。」

護衛？ヒーロー学校なのに？

社長「今年から雄英高校ではオールマイトというNo.1ヒーローを雇うらしい。だから、この機会にと敵にも狙われやすくなるため武装探偵社に護衛の依頼がきた。」

なるほど。

社長「年齢的にも生徒としていったほうが護衛もしやすいだろう。」

まぁ、たしかに。いやだけどね。
だけどすごくめんどい。めんどくさすぎる。

怜「1人でいくんですか？」

社長「いや、あと2、3人くらいつけようと思っている。人選は怜が自由にしてくれて構わない。」

怜「そうですか。」

社長「受けてくれるか？」

めんどい。めんどくさすぎる。
でも社長の頼みだからなぁ。断るのもなぁ。

怜「……分かりました。受けましょう。その依頼、私星夜怜にお任せください。」

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怜「ということがあったの。」

敦「そうなんだ。」

最悪すぎる。学校なんてめんどくさいだけだ。第一、高校レベルの勉強なんて簡単だ。
それに私はヒーローになるつもりもない。