73話 ページ30
飯田「ふざけるのも大概にしたまえ！」
飯田くんが荒ぶるのを、が障子くんが止めた。
障子「待て、落ち着け。切島の何も出来なかった悔しさも、轟の眼前で奪われた悔しさも分かる。俺だって悔しい。だが、これは感情で動いていい話じゃない。そうだろ。」
障子くんの言葉でみんな落ち着いたみたいで、一旦静かになった。
青山「オ、オールマイトに任せようよ。林間合宿で相澤先生がだした戦闘許可は解除されてるし…」
常闇「青山の言う通りだ。助けられてばかりだった俺には、強く言えんが。」
切島「けどさ！」
切島くんは納得がいかないみたいだ。
切島くんは爆豪くんと仲良かったもんね…
蛙吹「みんな、爆豪ちゃんと怜ちゃんが攫われてショックなのよ。でも、冷静になりましょう。どれほど正当な感情であろうと、また戦闘を行うと言うのなら、ルールを破るというのなら、その行為は、敵のそれと同じなのよ。」
その言葉に皆が黙った。蛙吹さんの言ってることが正しいことだったから。
その沈黙を破ったのは、ノックの音だった。
医者「お見舞い中ごめんね。緑谷くんの診察時間なんだが…」
言いづらそうにお医者さんが言った。
そっか…もうそんな時間か。
瀬呂「行こうか。耳郎や葉隠の方も気になるし…」
尾白「そうだな。」
敦「僕たちは緑谷くんに話があるから、終わるまで待ってるね。」
麗日「うん。デクくん、お大事にね。」
緑谷「う、うん。みんなもありがとう。」
外で待とうと思って部屋の外に出て、暫く待ってると、診察は終わったみたいだった。
病室にはいると、早速話を始めた。
敦「えっと…さっき怪我の状態はお医者さんから聞いたと思うんだけど…」
緑谷「うん、聞いたよ。」
怪我のおもさからか、緑谷くんの雰囲気は暗かった。
敦「今回は、守れなかった探偵社にも責任があるから怪我人の治療は探偵社でしてるんだ。」
鏡花「与謝野先生の治癒異能力なら、怪我を完全に治せる。」
緑谷「ほんとっ⁉」
緑谷くんは嬉しそうだった。
敦「うん。でも、次も同じように怪我したって、探偵社は治せないから、怪我も程々に頑張ってね。」
緑谷「そうだよね…」
僕はそれにもう一つ付け足した。
敦「それと、怪我を完全に治せたからって行っていい訳じゃないよ。」
僕がなんの事を言っているのかは察したようだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
魅月?乙女同盟?(プロフ) - たぬ吉さん» ありがとうございます！本高いですもんね……小説と漫画があったと思います！リクエストはまた書いて欲しい話が思い着き次第させて頂きます！ (2020年3月29日 18時) (
レス) id: 0f9cc4529d (このIDを非表示/違反報告)
たぬ吉(プロフ) - 魅月?乙女同盟?さん» リクエストありがとうございます！I・アイランド編に関しては、本を持ってないので買ったら書こうと思います。リクエストに関しては気軽に言ってもらって大丈夫ですよ笑 (2020年3月29日 18時) (レス) id: c8cf2233b7 (このIDを非表示/違反報告)
魅月?乙女同盟?(プロフ) - たぬ吉さん» 落ちは特に口出しはしません笑ただどうなるのかなと言う疑問なので、リクエストと言うと少し大変になってしますかもですが、I・アイランド編を書いて欲しいです。気が向いたらお願いします (2020年3月29日 17時) (レス) id: 0f9cc4529d (このIDを非表示/違反報告)
たぬ吉(プロフ) - 魅月?乙女同盟?さん» 漫画を友達に貸しちゃったので、しばらく更新スピードがおちちゃうと思いますが、アニメは観れるので、頑張って進めたいとおもってます！これからも宜しくお願いします！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: c8cf2233b7 (このIDを非表示/違反報告)
たぬ吉(プロフ) - 魅月?乙女同盟?さん» ありがとうございます！落ちは特に決めてません。ヒロアカって友情ものだしなくてもいいかな、とは思ってます。リクエストあったら言ってください！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: c8cf2233b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぬ吉 | 作成日時：2020年3月27日 22時
