今日、母親始めます【BL×オリジナル】 (ページ7)

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7部屋目ページ7

大翔が温めていたのは和風パスタのようだ。

「どーぞ、」

「うん、ありがと」

フォークと温められたパスタを受け取り、口に入れると醤油の香りが口いっぱいに広がった。

「うまー、大翔はいい主夫になれそう」

パスタを食べながら言うと大翔は「瑠樺が主夫しないとだめだぞ」と笑う。
それは料理ができないといけないのかな？

「……料理ガンバル」

そう言ってパスタを再び口に運ぶとヒロトが考える素振りをする。

「じゃあ、簡単なのから覚えないか？
卵焼きとかスクランブルエッグとか」

卵限定だったのは突っ込まないことにして、僕はんーと返事をする。

卵焼きさえ覚えれば後は、楽そうだな。と考える。

「……夕飯時に一回作るか」

「うん、そうだね
ご馳走様。残しちゃったやつ、夕飯の時に食べてもいい？」

大翔に尋ねると彼は頷き、ラップを持ってきてくれた。

「ありがと、ごめんね」

「んーん、瑠樺の少食は今に始まったことじゃないし
飲み物なんか飲む？」

「あ、じゃあミルクティー。あったかいヤツがいい」

そう言って冷蔵庫に残したパスタをしまうと大翔はリビングで待ってるように行った。
寝室に行って本をとると僕は椅子に腰掛けて本を読み始めた。