資料16 ページ20
tnside
ca「ああ、そういえばあのラウラと部屋回ってたけ
ど、Aの部屋には勝手に行かない方がいいよ
怒られると思うし」
tn「なんで…？」
クロは、うーーんとうなってからすこしはぁ、と
ためいきをつく。
ca「……正直言って、ボクにすら分からない。A
のことなんて殆ど知らない。
何処で生まれて、何処で育って、なんで【魔女】
なって、なんで苗字を隠して、何年生きてて、
どうやって育ってきて………………………………
Aは色々な事を隠してるから。Aの部屋
ならAの事について分かるものがあるかもし
れないけど、入ろうとしたら追い出されるし……
でも、キミならいつか、知れるんじゃないかなっ
て思ってる」
「ま、ボクの感だけどねー」と言って笑う。Aさ
んのこと………
tn「……ね、ねぇ、クロ、ならさ…………」
ぼくが、かんがえたことをクロにいうと、「ええ
えぇっ！！？」とおどろかれたあと、あーあーいって
クロはぼくのあしに、しっぽをまきつかせた。
「ほら行くよ」といって。
………………………………………………………………
ラウラさんがいないことをかくにんして、しのびあ
しでろうかをあるく。
……わるいこと、してるみたい。
ca「何を言い出すかと思えば、〈Aの部屋に行こ
う〉なんて、キミは悪い子だねー」
tn「うぅ……でも、ぼく、Aさんのこと、しりた
いし………」
ca「それを言い訳、なんて言うんだよ」
tn「ウッ………」
クロのことばが、こころにぐさりとささる。
たしかにぼくは、いま、わるいことをしている。
Aさんのへやにかってにはいるなんて、おこられ
るにきまってる。けど、どうしても、どうしても。
Aさんのことがしりたい。
tn「……じゃあ、あけるのよ」
ca「どーぞ」
3…2…1…
ぼくはいきおいよく、とびらをあけた。
………………あれ。
tn「おふろばが、Aさんのへやにある……」
ca「あー…。やられたか………。
多分、自分以外の者が入ろうとすると強制的に
別の部屋の扉に繋がってしまう……空間魔法の
1つだね。こうなると…入れないかな☆」
ぼくは、ひざからくずれおちた。
ちょっとしたわるいことは、くやしくもおわった。
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ラビ(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» わわわっ！！コメントありがとうございます！！！完結は絶対させますので、更新は亀スピードですが応援宜しくお願いします！！！ (2022年9月28日 17時) (
レス) id: 8172536591 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ（初心者） - とても好きです。無理はせずに頑張ってください。応援してます！ (2022年9月26日 11時) (レス) @page1 id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラビ | 作成日時：2021年8月6日 17時
