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37:あのとき ページ37
(天side)
「おまえ最近どこに帰ってんだ」
楽屋にいると、急に楽に話しかけられた。
聞いてほしくなかったんだけど。
「普通に自宅だよ」
「嘘つけ、反対方向だろ」
楽はいつも深掘りしてくるから面倒なんだよね。
本当のことを話す気なんてないので、適当にごまかしておく。
「そういやどうなったんだ、あのときの」
また楽が口を開いた。少し黙っててほしい。
あのとき、ってAのことでしょ。
「ファンだったのか?」
「いや、ただの通行人だった」
髪を耳にかける。
「大丈夫かな」
楽が話し出したせいで龍まで心配しだした。
龍が心配しているのはAのことだ。
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作者名:兎田夏 | 作成日時:2017年1月31日 20時