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10:本さえ読めない ページ10
ベッドの上で壁に背中を預けて、この前買った小説を読む。
「天さん」
「なに?」
ここはわたしの家なんだけど、当たり前のように天がいた。
帰る家間違えてない?
「天は家出でもしたの」
「いまは一人暮らしだよ」
いまはってなんだ。
「だったら自分の家でのんびりしたら?」
机に台本っぽいものを広げてなにやら作業をしている天に声をかける。
「迷惑だっていいたいの?」
「よくわかってらっしゃる」
自覚があるなら家に帰りましょう。わたしはいま読書中なんだ。
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作者名:兎田夏 | 作成日時:2017年1月31日 20時