【アイナナ】天使vs天使、じゃないの？？【九条天】 (ページ20)

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59：たどりついたのはページ20

Aは突然のことに怯えて思わず環の肘のあたりを掴んだ。
これはいったいどういうことだ。

「おお、リアル天使」

なんだなんだ、と玄関に集まってきた男たちのせいで一気に肩身が狭くなる。
Aは王様プリンを食べに行くことしか考えていなかった。
そこにだれがいるかなんて頭になかったのだ。

「桜井Aだ！」
「ひっ！？」

向こうも突然のAの登場に目を丸くしている。
Aは環を見上げた。

「た、環くん、ここって」
「俺たちの寮」

平然と言われて、思考が停止する。

――つまり、

「IDOLiSH7の・・・」

寮だった。

「桜井さんっ？」

Aの背後にある扉が開いたかと思うと、先ほどまで教室で一緒に授業を受けていた一織が立っていた。声が裏返っている。無理もない。

「お、お邪魔します」

Aはどこを見ていいかわからずとりあえず俯いた。

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せっかくなので彼らもちょこっと登場です。