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35：げんきだよ ページ35
(楽side)
「がっくー！」
仕事が終わるとAが駆け寄ってきた。
「おお」
確か仕事前はまだ元気がなかったはずだ。
待ってる間になにがあったんだ？
天と話をしていたのが関係あるんだろうか。
「どうした」
「おうちかえる？」
Aが首をかしげる。
ここで話題にだすしかない。
「ケーキ買って帰るか」
「あわあわしてあそぶ！」
しかし、Aは俺の言葉を無視して一人で騒ぎ出した。
そんなにお風呂が好きだったか、おまえ。
「ケーキは？」
「あわあわ！」
Aはその後、ケーキという単語には一切反応しなかった。
なぜか無理やり話題を変えられているような気がして、それ以上深くは聞かないことにした。
明日になったらまたケーキケーキって騒ぎ出しそうだけど。
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作者名：兎田夏
| 作成日時：2017年2月26日 21時
