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02：いとこ ページ2
「じゃあどこからさらってきたの」
「さらってねえ！ 俺の従妹だ」
正直にそのままを伝えると、天の視線がさらに突き刺さってくる。
信じられないってか？
そうこうしている間も、Aは俺の足にしがみついて部屋の中を観察していた。
「事情があって一年預かることになった」
「一年！？」
龍が驚く。俺も話を聞いたときは驚いたけど。
「がっくー、ここどこー？」
部屋の中の空気が凍り付いている中、Aだけは呑気なものだった。
おい、天、なんだよその顔。
「がっくー・・・」
「笑いたきゃ笑えよ」
俺はもう慣れたけどな！
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作者名：兎田夏
| 作成日時：2017年2月26日 21時
