ナイトレイブンの女王様

事件 ページ4

｢女王様、おはようございます！｣

『あら、監督生くんにグリムくん、ごきげんよう』

｢僕達今、事件の捜査中なんですけど、女王様は何か知りませんか…？｣

『どんな事件なのかしら…』

｢それが…｣

『それは、酷いことをする人もいたものね…』

『貴方達にヒントをあげるわ』

｢女王はもう犯人がわかったんだぞ！？｣

『えぇ、ユニーク魔法よ』

｢なるほど…！｣

｢それより犯人を教えてくれなんだぞ｣

『それは、貴方達の役目でしょう？』

｢女王様、ありがとうございました！｣

『えぇ、じゃあ頑張ってね』

恐らく、実行犯は“ラギー・ブッチ”でも彼一人でやっているとは考えられない。少なくともレオナが関わっているはず。まぁ、本人達に聞くのが1番早いか。

『ラギー・ブッチ、少しお話いいかしら』

｢女王…！？す、すいませんッスけど俺レオナさんに呼ばれているんで！｣

『はぁ愚か者め…“メデューサ・アイ”』

｢っ、動けない…！｣

『レオナに呼ばれているのよね？それならちょうどいいわ、私もレオナに用があったから。一緒に行きましょう』

｢ハイッス…｣

この調子だと、問い詰めても素直に認めるとは思えない。まぁ、それくらいどうにかなるけれど。

『レオナ』

｢女王様じゃないですか｣

『貴方達、一体何を企んでいるの』

｢別に、何も企んでねぇよ｣

『私相手に嘘を吐くのね。まぁいいわ。これ以上被害者が増えるようなら私もそれなりの対応をしないといけなくなるわ。その時は、覚悟する事ね』

｢分かりましたよ、女王様｣

『じゃあ話はそれだけよ、今のところはね』



｢ﾁｯムカつく女だ｣

｢レオナさん、どうします？｣

｢続けろ、ただ、慎重にやれよ｣

｢わかりました｣


〜作者〜

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