2食目 [Na.br.kr] ページ7
｢よくこんな店しってたね､Nakamu｣
｢…この前さ､撮影寝坊した日あったじゃん｣
｢あったね？2時間遅刻のNakamuさん｣
｢だから､ごめんてぇ！
んんっ！まあ､その日の夜にさ編集行き詰まって外出てた訳よ
そしたら､この店見つけてさ。何気なしに入ったのに飯は美味いし
デザートも美味いし､何より居心地良いしでさぁ…｣
｢帰宅遅くなって遅刻したと…｣
｢うぐっ…､おっしゃる通りデス｣
｢アッはぁ↑でも､Nakamuがそこまで言うって珍しいよねー
どんだけオススメなんだよーって！｣
｢確かに？食べれれば何でも良さげなNakamuがオススメって
久しぶりじゃない？｣
｢散々な言われようで草｣
あ､そう言えばさぁ…なんて撮影の話をしながら食事を待てば
先に前菜プレートとドーム状のパイが机に運ばれて着た
前菜は俺だけど､このパイなんだ？
｢お待たせしました､先に前菜プレートです
左から桃と生ハムのクリームチーズ 紫キャベツのザワークラフト
カプレーゼ 白アスパラのムース 白レバーのパテになります。
お後､クラムチャウダーになります｡ハンバーグの方もう少しお待ちください｣
前菜を中央に､クラムチャウダーをBroooockの前に置いて
店員さんは足早に下がっていく。てか､いつの間に頼んだんだBroooock
｢うわ…､普通のカップスープと思ってたらもっとすごいの出てきた｣
｢パイ包みなんて､手が凝ってる
前菜も旨そうなの多いし､俺も摘んでいい？｣
｢ええっ…､ちょっとね？ちょっとなら良いよ｣
｢え､嫌そうな顔すんじゃん酷くね？！｣
｢ここ､マジで美味いから葛藤が……っ！｣
｢しわくちゃのピカチュウみたいな顔してるよNakamu｣
話に参加しながらも､自分の目の前にあるパイドームから目を離さない
Broooockに先食べていいよと伝えれば､パッと明るくなり
スプーンをパイにサクッと割り入れ下のスープへと崩し入れていく
パイをクラムチャウダーでヒタヒタにしスプーンですくって
一思いに口へと運ぶと､柔らかい乳の甘さから魚貝の旨みがブワッと
口いっぱいに広がる。咀嚼すれば更に貝の味が強くなり､パイのバターの味が合わさって､より濃厚なクラムチャウダーへと変化を遂げる。
ぱくぱくと次々に口に入れていくと野菜の旨味や､固さの残ったパイの食感があり同じ皿を食べてるとは思えない程に変化していく。
すぐ空になったお皿を見つめて一息つくと
ドヤ顔のNakamuが美味しいっしょ？と聞かれ
｢マジでおいしい｣
としか言えなかった
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黒猫_Kurone - こんなにも文章で飯テロ表現が出来るんだと読んでいて感動しました！そしてとてもお腹がすく…。 いい作品を作っていただきありがとうございます！これから2周目してきま〜す！次回作も楽しみに待ってます！ (12月15日 18時) (
レス) @page50 id: 3576c9ea34 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 初めての作品とは思えないほど、とても読みやすく面白いものでした。次回作も楽しみにしております。 (11月18日 15時) (レス) id: 1e4a114837 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 星空保護区さん» 読破頂きありがとうございます！次回作もよろしくお願いします！ (10月19日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
星空保護区 - 完結おめでとうございます！食リポ？とかがすごくて、大変な時にとても助けになりました。新作も読みに行きますね。 (10月19日 17時) (レス) @page50 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» 無事完結できました､ありがとうございます！いつも作品拝読させて頂いてます…､そんな方に褒めて頂けてとても嬉しいです…！次回作はだいぶ毛色が違うのですがぜひお付き合い下さい！ (10月19日 7時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年8月6日 1時
