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｢皆さん､お待たせしました
短い時間ですがよろしくお願いします｣
屋台につけば､既に手伝いを終えたAさんが前に立っていた
深い紺色から足元にかけて鮮やかな青へと変わるグラデーションの利いた浴衣姿は普段の姿と違っていて思わず目に映る
｢あ､この後お店ですもんね！疲れてません？｣
｢お気遣いありがとうございます､Nakamuさん
大丈夫ですよ､立ち仕事は慣れてますから！｣
むんっと力こぶを作るように腕を上げたAさんに
皆で小さく笑ったあと､じゃあ行きましょうと夏祭りを巡る
お店で見る雰囲気とは違い少し砕けた彼女は少し年上のお姉さんで
全員と打ち解けるのにそう時間も掛からなかった
あのシャークんが普通に話してるのを見るに話上手なのだろう
不自然なほど優しい3人をBroooockやシャークんと笑ったり
していれば､時間が過ぎるのはあっという間で
あっ､と声を発した彼女を店まで送ると言う話に落ち着いた
どうせなら､店寄っていくか？と言い出したのは誰だったか
良いね！と賛同した全員はそのまま彼女の店へと寄ることになった
｢すみません､開店準備直ぐに済ませるので…｣
申し訳なさそうに店に入る彼女に気にしないでーと
Broooockが返事を返せば小さく笑みを浮かべ急ぎますねと言って扉が閉まる
さて､着いてきたは良いがソコソコ屋台で食った後だ
そんなに食べられないが…と周りを見渡す
｢ノリで来たけど俺腹減ってねーは｣
｢それは分かる｣
シャークんが腹を擦りながら声をあげれば､一番食べていたであろう
Broooockが賛同する。俺もと次いでに声を上げておく
｢今日はここで呑むでどう？祭りのあと飲む予定だったし｣
｢あー、それは有り
俺ずっと気になってたんだよね｣
｢俺はソフトドリンクで参戦しまーす｣
｢シャークんはそれで平気？｣
｢ん？ああ､呑みなら大丈夫｣
そうと方向性が決まればこの店は何があるだろうかと言う話題に変わる
飯を食ったことは合っても未だ誰一人酒を頼んでないときた
珍しい事もあるもんだ､ときりやんを見ればバツが悪そうにした
｢前菜の時は呑みたいと思うんだけどなぁ
メイン食べると満足しちゃって毎回忘れてんだよ､悪いか｣
へぇ､確かにここの飯は上手いが本当に珍しい事もあるなと感心する
そうこうしていると､ガチャりと扉が開かれる
先程とは違いいつもの姿に戻った彼女がそこにいた
｢お待たせいたしました
深夜食堂 白尾 只今より開店いたします｣
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黒猫_Kurone - こんなにも文章で飯テロ表現が出来るんだと読んでいて感動しました！そしてとてもお腹がすく…。 いい作品を作っていただきありがとうございます！これから2周目してきま〜す！次回作も楽しみに待ってます！ (12月15日 18時) (
レス) @page50 id: 3576c9ea34 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 初めての作品とは思えないほど、とても読みやすく面白いものでした。次回作も楽しみにしております。 (11月18日 15時) (レス) id: 1e4a114837 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 星空保護区さん» 読破頂きありがとうございます！次回作もよろしくお願いします！ (10月19日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
星空保護区 - 完結おめでとうございます！食リポ？とかがすごくて、大変な時にとても助けになりました。新作も読みに行きますね。 (10月19日 17時) (レス) @page50 id: 8dc31b7ba3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» 無事完結できました､ありがとうございます！いつも作品拝読させて頂いてます…､そんな方に褒めて頂けてとても嬉しいです…！次回作はだいぶ毛色が違うのですがぜひお付き合い下さい！ (10月19日 7時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年8月6日 1時
