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片「お前が昨日なんかあったんかなんて別にどうでもええ。でもな今は仕事なんよ!しっかりやれよ!」
佐「うるさいっ!涼太くんに何が分かるの?俺が昨日どれだけ…片「俺だってしたからだよ！」…はっ?」
片「俺だって別れたくもないのにあっちからいきなり別れようなんて…しかも顔も見ずにたった1枚の紙切れだけで別れようって何なんだよ…なんでなんだよ…」
さっき以上に涙が溢れてくる。
龍友くんが近寄って来て俺をLessonroomの中にあるソファーの上に座らせて背中をさすってくれた。
自分の中のもの全部出てしまうんじゃないかなんて思った。
もう止まらないんだよ涙が。
止められないんだよ涙が。
止まってくれよ。
お願いだから。
泣き止んだ時には玲於も泣いてた。
大泣きしてた。
亜嵐くん達がきっと玲於の話を聞いたんだ。
片「玲於。俺はAの事忘れるよ。」
佐「なんで?涼太くんにとってAちゃんはそんなもんだったの?俺は忘れない。絶対忘れない。あいつがいなかったら俺は絶対に今こうやっていれないから。」
片「俺だって忘れたくない。でもこの先また出会えるかなんて分からない。いつかはAを忘れる日が来る。Aを忘れないと俺は前には進めない。」
そしたら玲於が俺の胸ぐらを掴んだ。
佐「涼太くんはそれでいいのかよ!俺は絶対諦めない。だって結を幸せに出来るのはこの世でたったひとり。俺だって思ってるから!結がどんな道を歩もうと、結がどんな人を選ぼうと俺が絶対に幸せにする。」
俺は玲於の手を離して逆に胸ぐらを掴み返した。
片「俺だってAを幸せに出来るのは俺だけだって思ってるよ!でももう会えないんだよ!会えねぇんだよ。Aがどこにいるかなんて分からない。
俺のプロポーズだってはいって言ったのになんで別れなきゃなんねぇんだよ!!誰か教えろよ!教えろよ…」
そう言って俺はしゃがみこんでしまった。
白「涼太。」
片「なんだよ…。」
白「お前がそんな顔してていいのかよ。」
片「はっ?」
白「お前が!そんなふうでいいのかよ!!」
思いっきり亜嵐くんに立たされて胸ぐらを掴まれた。
白「お前がそんなんじゃ幸せにしたいものも幸せになんてできねぞ!」
そう言われた瞬間何が切れた。
片「幸せにしたいものが近くにいなかったらどうすんだよ…」
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作者名：R_s | 作成日時：2020年12月15日 11時
