I love you forever (ページ40)

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朝起きると隣にあった昨日のぬくもりが消えていた。
きっとご飯でも作ってるのかなって思って起き上がった。
周りには昨日の愛しあった形跡がたくさん残っている。
それを見ると少し恥ずかしさと、嬉しさがこみ上げた。
そして服を着替えてリビングに向った。
Aはいない。
お風呂に入ってるのかなって思って行ってみてもいない。
他の部屋も全部探した。
それでもいない。
何度も何度もAの名前を呼んだ。
出でこない。
いつもみたいに「なぁーに？」って言ってなんで出てこないの？
机に手紙らしきものが置いてあった。

『涼太ヘ。
この手紙を読んでいる頃私はあなたの前にはいないでしょう。
あなたと過ごした日々幸せでした。
幸せ過ぎて勿体ないくらい。
これからも一生愛し続けます。
でも、さようなら。
私はあなたと一緒にいてはいけない。
最後に一つだけ。
結婚しようって言ってくれた時すごく嬉しかった。
あの答えに嘘はありません。
私以外の人を見つけて幸せになってね。
　 Aより』

頭の中は？マークでいっぱいだった。
だって昨日まで普通に過ごしてたんだよ？
好き。とか愛してる。とかたくさんたくさん言い合ってたんだよ？
昨日だってAから呼んだんだよ？
もしかして昨日呼んだのは俺と別れるため？
なんで？
こんな手紙置いていっても俺が諦めきれると思う？
なんで別れなきゃいけないの？
全く分かんない。
もう頭の中真っ白になって外に出て無我夢中でAを探した。
見つからない。
どこにいるのか分からない。
Aの家にも行った。
初めてあったCafeにも行った。
一緒にデートした場所も、俺が告白した場所も、昨日の公園も。
全部全部Aとの思い出の場所全部探した。
なのにどこにもいない。
どこをどう探してもいない。
探してる間俺は自分が芸能人であることすら忘れてた。
ただ抱きしめたくて。
ただAに触れたくて。
また一緒に手を繋ぎたくて。
探して探して探しまくった。
でも、いない。

片「こんなのありかよ…」

そうつぶやいて今までためてた涙を全部流した。