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なんで?って思った。
だって俺全然なんもしてないよ?
全然君のことなんて知らないし、君のこと少し嫌いだった。
それなのにそんなふうに思っていたのに俺の名前を泣きながら呼ぶ君を見て愛おしくなった。
何も俺の事を知らないのにこうやって言ってくれる。
なぜか心がキュウって締め付けられて、君が俺の名前を呼ぶ声が暖かさをくれて、こんな状況で不謹慎かもしれないが、さらよりも好きになってしまったかもしれない。
なんかこんなに愛してくれる子なんていたのかな。って思うぐらい君を愛おしいと感じてしまったんだ。
そして俺は救急車を呼んだ。
俺も一緒に付き添った。
そしてあの子が運ばれて病院の人は彼女の親御さんを呼んだ。
俺はその事を知って帰らなきゃと思って病院の先生に言って帰った。
そして俺はさらに電話をかけた。

佐「もしもし?さら?あのさ…言いたいことがあって…すんごい俺最低だけど他に好きな人出来た。さらよりも好きな人。だからごめん。別れよ。今までありがと。さらも幸せになって。荷物は全部持っていっといてね。じゃあ、この電話消した方がいいよね。ごめんね。本当。さようなら。」

そう言って電話を切って電話帳からさらの名前を消した。
そして彼女に。いや、結ちゃんにLINEを送った。

LINEtalk

玲於いきなりすみません。今日大丈夫でしたか?さっき倒れたので心配になって救急車呼んだの俺です。なんか気持ち悪いとか思ったら全然消しちゃっていいんで。じゃあまた。(既読)
まだ病院にいますか?(既読)
玲於いますよ。(既読)
そこで待っててください。(既読)
玲於わかりました。(既読)

LINEtalk終了

なんでまたなきゃいけないんだろ。
別にまた今度でもいいのに。

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設定タグ:片寄涼太 , 佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:R_s | 作成日時:2020年12月15日 11時

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