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「 え、えっと… 」
ぐりーん以外の人に見られたら人生終わる、
そう思っていつもは開かないところに入れてたのに 。
ほんと運悪く、1番バレたくなかった人にバレちゃった 。
ああ、引かれるんだろうなぁ…
クラスの人に言いふらされたら終わりだぁ…
なんて考えてたら
〈 俺も超特急好きなの!!〉
〈 ちなみにカイカイ推しだよ〜 〉
って青色のキーホルダーを見せながら爽やかな笑顔で言ってきた 。
・
……………………え?
彪馬くんの口から出てきた言葉は思ってたのと真逆すぎて
話についていけない 。
そんな私の様子を見て 彪馬くんは
〈 驚いた?笑 〉
〈 でも席隣だし、これからたくさん語れるね!〉
って 笑顔で言ってきた 。
ああ、私って 彪馬くんと同じ趣味なんだ 、って
やっと理解できた気がする 。
・
〈 じゃあまた明日ね!〉
ひらひら手を振る彪馬くんをぼーっと眺めることしか出来なかったけど
家に帰ってからはその事しか頭になくて 。
彪馬くんはなんで超特急好きになったのかな?とか
カイカイのどんなところが好きなのかな?とか
たくさん聞きたいことが出てきて、
その時の私はたぶん気持ち悪いくらいにニヤニヤしてた 。
*
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作者名:むらさき | 作成日時:2018年9月30日 23時