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もうあの席にも慣れて、気づけば2週間経ってた 。
彪馬くんとは少し距離も縮まったし、
ぐりーんとも前より話す機会が増えてよかった 。
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『 あ〜やっと終わった!』
「 授業中だけは時間止まってるんじゃないかってくらい過ぎるの遅いよね 」
『 ほんとそれ 』
「 でも私は佑亮くんがいるから頑張れるけどね!」
『 あーはいはい 』
『 うち今日委員会あるから1人で帰ってね 』
「 えー!聞いてない!」
今日は1人かー、なんて考えながら
バッグに教科書を入れて帰りの準備を始めた
・
あっそういえばお母さんにLINEしないと!
そう思っていつも学校では絶対に開けない、
手前の小さなポケットからスマホを取り出した
ところまではよかったのに…
〈 えっ、そのキーホルダー!! 〉
〈 もしかしてAちゃんって超特急好きなの!?〉
隣で同じように準備をしていた彪馬くんに
・
バレてしまいました 。
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作者名:むらさき | 作成日時:2018年9月30日 23時