ここ、どこ…? ページ31
朝。
カーテンの隙間から差し込んだ日の光で目を覚ました。
『んん〜〜!』
蹴伸びをして目を開けると、そこは全く知らない場所だった。
『へっ…?ここ、どこ…?』
服はちゃんと着てる、、
よかったぁ…。じゃない!よくない!ホントにここどこ???
え?待って待って…?確か、昨日良平さん達とご飯に行って…………
〈ガチャ〉
記憶を一生懸命遡ってたら部屋のドアが開いた。
もし、知らない間に事件に巻き込まれてたらどうしよう……。そんな不安感にかられながら開かれていくドアをじっと見つめた。
そして入ってきた人は想像もしてない人だった。
K「あ、起きた。おはようA。」
『へっ…?りょ、良平さん…??』
なんで?なんで良平さんがいるの?全く理解が追いつかない。"起きた"って言ったよね。どういうこと?全然分かんない…!
K「その様子だと昨日のこと覚えてないな…?」
『は、い…全くもって。。。
あの、良平さん、ここ…どこですか?』
K「どこって、俺んちだけど」
『………………………………はい?』
K「昨日、お前寝ちゃって全然起きなかったから連れてきたんだよ。
まぁ、飲ませすぎた俺も悪かったし…」
ちょっと待って!最悪っ!何してんの昨日の自分!絶対重かった…絶対大変だった…
『良平さん、ホントにすみません!ご迷惑をおかけして、しかもお家にまで上げていただいて…本当にごめんなさい!』
K「いや、別に大丈夫だよ。それよりA、今日仕事は?」
『あっ、えっと今日は13時からの兄妹レンアイだけです。』
K「じゃあ、俺と一緒だな。朝飯作ったけど食うか?」
『え!あっ、いや、でも…』
K「てか、食え。もうお前の分も作ってあるから。」
『じ、じゃあ、お言葉に甘えて…』
K「ん。」
はぁ…まさかこんなことになるなんて…。お酒って怖い…。
今度からは気をつけないとなぁ。
でも、良平さんのご飯食べられるし、目覚めの最推しは本当に眼福だったし…!だからって迷惑をかけたことに変わりないけど…。これからは気をつけるから今回だけは許してください!神様!
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リョウカ | 作成日時:2022年3月24日 0時