打ち明け ページ21
Y「えっと…どうしたの…?Aちゃん。」
『・・・。』
O「Aちゃん?」
K「俺らに何か言いたいことがるんだろ?」
Y「良平くんも知らないの?」
K「詳しくは。」
『………。これから話すことは、私の、過去についてです…。』
E「過去?」
『はい。』
K「………………………………………。」
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3年前。
私は、
でも、彼は違った。
長谷は、私が好きだったらしい。でも、私には初恋の人がいる。だから告白されても断り続けてた。
でも、長谷は諦めてくれなかった。
最初はカフェや道での待ち伏せだったのが、どんどんエスカレートしていって、ついには家の前まで来るようになった。何度引っ越しても、何度携帯を変えても、家は特定されるし、電話もかかってきた。
流石に我慢の限界だったので、彼と直接話すことにした。普通に考えたら、誰かに相談するのだろうけど、私は周りを巻き込みたくなかった。
『もうやめてくれないかな…。』
H「何を?」
『………家を特定したり、電話番号特定してかけてきたりするのを。』
H「え?なんで?」
『なんでって…迷惑、だから…。』
H「………は?迷惑…?
俺は、Aのことが心配なだけなのに…!」
『心配…?』
H「そーだよ。変な男につきまとわれたり、声かけられたりしないように!俺が一緒にいればAのことをいつでも守れるから。」
声を荒げて私に放ったその言葉が、更に恐怖を増幅させた。
『ねぇ、高良くん。高良くんが私にしてる事はつきまとってるに入らないの…?』
H「・・・は?」
『高良くんが私にしてる事は、高良くんが言ってるその〈変な男〉と同じ事だよ…。』
『私、最近高良くんが怖いよ…。前にも言ったよね。私にはずっと好きな人がいるって。だから、高良くんの気持ちは嬉しいけど応えられないって。それで高良くんを傷つけてしまったなら謝るから、もう私に関わらないで欲しい。』
H「ふざけるなよ。これはAのためにやってることだ。俺から逃げられると思うなよ。」
その後も私の願いは長谷には届かず、つきまとわれる生活を送っていた。
声優の仕事が入ってくるようになり関わる人が一気に増えてきて、迷惑をかける訳にはいかないと思い彼から逃げるように引っ越した。
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八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リョウカ | 作成日時:2022年3月24日 0時