限界… ページ20
マネージャーさんが忙しそうだったので、今日は現場に歩いて向かうことにした。
そんなに遠いわけじゃないし、いい運動だと思お！
??「A！」
えっ…………………なんで。
今日は兄妹レンアイの現場じゃないから安心してたのに………。
『・・・・・・・・・・・・・。』
??「なぁって！」
私が無視して別の道を行こうと逆方向に歩くと、腕を掴まれた。
『っ！離してください！』
??「は？なんでだよ！お前が無視するからだろ！」
『わ、私…。貴方のことなんて知りません…！』
??「は…？何言ってんだよ。」
『本当に、もう離してください！』
??「…………ふざけんなよ！」
その瞬間、彼の腕が思い切り振り上がった。
あぁ。叩かれる。そう思ってギュッと目を瞑った。
…………………。叩かれた感触がない。痛みも全くない。
何が起こったのか分からなかった。恐る恐る目を開けてみると…
『!!!!!!!!りょ、へ、さん………。』
良平さんが振り上げられた彼の腕を掴んでいた。
K「……。何してるんですか？」
??「は？離せよ。てか、お前誰だよ…！」
『やめて！その人は関係ないから！お願いだから…』
K「関係ないことないだろ。
Aは俺の大事な後輩ですよ。」
『…………………っ！』
K「とりあえず、今日はお引取りしていただいてもいいですか。Aが嫌がっている以上、話し合いは難しいでしょうし。」
??「ちっ。おい。A。次はないからな。」
そう言って彼は去っていった。
K「A。」
『………………………………。』
K「大丈夫か…？」
『良平さん、、、。なんで…ここに…』
K「たまたまこの近くを通っただけだよ。」
『そう、ですか。すみません。ありがとうございました…』
K「……………。」
もう限界…。本当は誰かに助けてほしい。でも、誰も巻き込みたくない。そんなことを思ってたら自然と涙が溢れてきた。
K「無理すんな。」
『！……はい。』
K「いつでも話聞くから。困ってるなら頼れ。」
『・・・・・。』
K「そこは、〈はい〉だろ！」
『はい…。』
K「よし。」
『あの…。良平さん。一つお願いがあるんですけど、』
K「ん？」
『信彦さんと代永さん、江口さんに連絡を取ってもらえませんか。私、皆さんの連絡先知らないので…』
K「分かった。」
『ありがとうございます。』
もう限界だっていうのもあるけど、この人達なら話しても大丈夫って思えたから。ちゃんと話そう。
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八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…！ (2022年5月1日 22時) (
レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リョウカ | 作成日時：2022年3月24日 0時
