変な質問 ページ19
『お疲れさまでした!』
あの日から幸いにも再度会うことはなく、最近は少しずつ調子が戻ってきたと思っている。
まぁ、実際問題、完全に戻ってる訳ではないけど、前みたいに変なミスはしなくなったから多分大丈夫!多分…!
でも、問題はそこじゃなくて…
K「おつかれ!」
『良平さん!お疲れさまでした!』
K「調子戻ってきたな!」
『はい!本当に、ご迷惑おかけしました。』
K「あんま、気にすんなよ!
ところでさ、……最近は変なことないか?」
『はい…。とく、には…』
きた。最近、良平さんが妙にぎこちなく私に聞いてくるこの変な質問。毎回聞いてくるんだよね…。
最推しにこんなこと思いたくないけど、、、ホント。何なんだろう…。そんなに私変?
てか、多分だけど、良平さんって「最近どう?」みたいな質問普段しないよね…?ホントに不思議。
『あの…良平さん。』
K「ん?」
『私、良平さんに何か心配させてしまうようなことしましたか…?』
K「………え?」
『え…?』
K「あ、いや。別に変な意味はねぇよ?」
『そう…ですか…。』
K「おう。」
『じゃあ、私はこれで。お疲れさまでした。』
K「おう!おつかれ!」
K「あ!A!」
『はい…?』
K「なんかあったらいつでも言えよ!」
『笑…はい!』
心配させちゃったなぁ…。頑張って隠してはいるつもりだけど、そろそろ限界なのかもしれない。
もし、次にアイツと会ったら今度こそ耐えられない。
もう会わないといいんだけど…。
そんなことを考えながらスタジオを出た。良平さんが呟いた言葉に気づかずに。
K「バレバレだっつーの…。困ってんなら頼れよ…。」
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リョウカ | 作成日時:2022年3月24日 0時