飲み友(?) ページ16
兄妹レンアイの収録終わり。
『おつかれさまでしたー!』
K「おつかれー!あ。A!今日は…」
『行きます!』
K「よし!んじゃもう少ししたら行くからちょっと待ってて!」
『分かりました!』
最近、収録が終わるとほぼ毎回誘ってくれる良平さん。
すっごく楽しくて収録の日はいつも以上にテンションが高いのは私でも分かるし、信彦さんにも言われた。笑
だってー!楽しいんだもん!
K「Aー、おまたせ!」
『いえ!全然大丈夫です!今日はどこに行くんですか?』
K「そーだなぁ。Aはどんなのがいい?」
『うーん。どんなジャンル言っても良平さん、すぐお店でてくるからなぁ…』
K「そんなことはないと思うけど…w」
『そんなことありますよ!』
なんて他愛もない話をしながら道を歩いてると、
??「A!」
急に後ろから誰かが私を呼んだ。
聞き覚えのある嫌な声。二度と思い出したくない声。
??「やっぱりAじゃん!こんなとこで何してんの?」
K「あの…」
『いいんです。良平さん。行きましょ……?』
K「え。でも…」
『いいですから…!』
K「お、おう…」
最悪…なんであんなやつに会っちゃったんだろう…
この辺よく来るのかな…だとしたら困る。現場がこの近くなのに、、、、、
K「なぁ。A。」
『はい…?』
K「大丈夫か…?」
『…………え?』
K「さっきからずっと顔しかめてるから…」
『あっ。す、すみません!ホントに大丈夫です!』
『さっ!行きましょ!』
K「そっか…なら、いいんだけど……」
これは、良平さんはもちろん。信彦さんにも代永さんにも江口さんにも言ってない。誰も知らない、私とアイツしか知らない話。
あの日から、このことは私の中に永遠に封印すると决めた。
誰も知らない。誰にも言わない。
そう、決めたから。
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八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リョウカ | 作成日時:2022年3月24日 0時