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０３：そんな感じ ページ3
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お母さんはずっとそんな感じ。
インテリアコーディネーターとしてて働いてて
結構？上の方の立場なのか知らないけど、
昔から海外や県外に飛び回ってて。
平日の朝、学校に行く前にはもう家に居ないし
夕方家に帰って、夜になっても基本的には居なくて。
さっきみたいに、テーブルにお金が置いてある。
そんな感じ。
夜ご飯食べなさい で１万円って。
少なくとも多くて千円で足りるでしょ、普通。
記憶がある限り、ずっとお母さんと２人暮らし。
仕事が忙しいお母さんに代わって
おばあちゃんが見ててくれた事も多かったけど
小学校の高学年に上がる頃には、
１人で留守番をするようになってた。
お父さん と言う存在がうちには無いことは
分かってたし、なぜ居ないのか疑問に思った事もあるけど
あえて聞かなかったし、聞けなかった。
男社会の中を生きてるからこそなのか知らないけど
基本的に負けん気が強くて、
だから私が志望してた高校にも反対してた。
良い成績を残して、良い大学を出て欲しいから。
多分そんな感じ。
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作者名：ゆの。
| 作成日時：2021年9月12日 1時
