your eyes on me【 jesse 】 (ページ3)

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樹くんに司令されて一応怪しまれないように

一緒に駅前のショッピングモールまでやって来て。

その間もルイスくんは色んな話をしてくれて。

前までの感じだと有り得ない冗談だけど、

" 知り合い " と " 彼女 " の差なのかなって。

いつも必ず人１人分空いてた距離も縮まって

真横に立ってて、たまに腕も当たるそんな距離。

ショッピングモールに着いて、

エレベーターに乗り込んで３階のボタンを押した。

ジェシー「バイト先行くの？」

「え、違うよ。笑」

ジェシー「もしかして、ご飯？」

「う、うん！そう！」

ジェシー「やった、デートだ」

って嬉しそうに笑う。

ごめんなさい、デートじゃないの。

樹くん達待ってるんです。

なんて言えない。

３階に到着してエレベーターを降りれば、

私のバイト先の隣の隣のお店にまっすぐ向かって

入り口に居るスタッフさんに

待ち合わせですと伝えれば、すぐ通してくれた。

その間もずっとルイスくんは

頭の上にハテナを浮かべてて、

え？え？って

何回も顔を合わせてくる。

店員「こちらのお部屋へどうぞ」

店の奥まで案内されて通されたのは、

半個室になった大人数部屋。

廊下から仕切られた入り口に入ると、

パーン！！！！

クラッカーの音が鳴り響いた。

樹くん・慎太郎くん・京本くん・高地くん・松村くん、

そして、唯がクラッカーを持ってて笑ってて。

半個室になった部屋の壁には

Happy Birthday の文字型の赤色のバルーン。

他にも色々飾り付けがしてあった。

私もビックリしたけど、

当の本人が１番ビックリしてるみたいで

目を大きくして心臓に手を当てて、笑ってる。

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