ヒロインの双子の姉(ブス)←実は人気読モなんです。

>>24 過去編 ページ25

そんな日々が続いて、小学六年生になった。



『今から仕事か、、！楽しみだなぁ、、』



正直、全然売れてなかったけど、読モの仕事だけが唯一の生き甲斐だった。



瑠璃「初めまして！同い年の読モのみらんです！本名は光野瑠璃って言います！ぜひ仲良くしてねー！」



そんな時私の前に現れたのが瑠璃だった。



『わ、私はあいらです！大宮Aって言います。よろしくね！』



瑠璃「Aちゃんめっちゃ可愛いね！友達になれて嬉しいよー！」



瑠璃はこんな私にとても優しくしてくれてとてもいい友達になれた。



『ありがとう！私も瑠璃ちゃんと友達になれて嬉しいな！』



でも、虐められてることは言えなかった。



もし言ったら私から離れていってしまう。



私はまた独りになってしまう。



私はまた、、比べられてしまう。



この頃は心のどこかで優しすぎる瑠璃のことを信用しきれてなかったのかもしれない。



そして、、



瑠璃「ねぇ、A！新しく一緒にコーナーでコラボする読モさんが今日来るって！」



『あー、あの男の子？』



瑠璃「そーそー！楽しみだねー！」



新しい男の子、、怖いなっ、、



正直、男の子、と聞くと影で叩かれた悪口、周りの大人の目を盗んでやってきた暴力を思い出してしまって、あまりいい気分にはならない。



瑠璃「A？大丈夫？」



『う、うん！大丈夫大丈夫！楽しみだなーって想像してただけだよー笑』



瑠璃「そっか！よかった笑」



ｺﾝｺﾝ



翔太「失礼します！新しいコーナーでコラボさせて頂きます、ゆめたです！本名は星谷翔太です！よろしくお願いします！」



なんだか優しそうなふわふわした雰囲気だけど、新人としてのやる気がみなぎったような、素敵な人だなーと思った。



男の子にこんなに良い印象を持つのは初めてだった。

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