ヒロインの双子の姉(ブス)←実は人気読モなんです。

>>23 過去編 ページ24

〜小学五年生〜



紗彩「Aちゃん！おはよーん」



『おはよ！紗彩ちゃん！』



この子は私と美優を比べずに私と仲良くしてくれた唯一の親友。



でも、、



花香「またあの二人話してるよー、美優ちゃん。」



美優「ほんとだぁ、、」



結菜「ブスなAにも可愛い友達ができるんだねぇ笑」



聖奈「紗彩ちゃん！まだAちゃんと仲良くしてるの？こっちおいでよー！」



この三人は美優の取り巻きというか、まぁ、美優の友達。



紗彩「、、っ、、ごめっ、、A。」



『大丈夫。行ってきて？』



紗彩「ありがと。また後でね。」



結菜「やっと来たー！紗彩ちゃんは可愛いんだから、あんな子と居ないで私達と居ようよー！」



花香「勿体ないよね！あんな子と居たら！」



美優「Aのことを悪く言いすぎないでね、、笑」



何が悪く言いすぎないでね、だよ。もっと言えって思ってるんだろうに。



聖奈「ねぇ、美優ほんとに優しすぎ！」



美優「そんなことないよー笑」



こんな日々、いつまで続くんだろう、、



お母さんとお父さんがいた、あの幸せな日々に戻りたい、、



美優はいいよね。



両親を亡くしたショックで記憶を無くして、その上いろんな人から心配して貰える。



あの子の為に私が仕事してるのも知らないくせに。



この頃はまだ良かった。



味方がいる世界はとても幸せだった。

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