ヒロインの双子の姉(ブス)←実は人気読モなんです。

>>1 ページ2

ｼﾞﾘﾘﾘｼﾞﾘﾘﾘ



『ふぁぁ、、朝か。』



朝起きたら美優を起こす前にやらなきゃいけないことがある。



メイク。



身バレ防止のブスメイク、ってやつ。



美優にバレてもめんどくさいし、とりあえず朝一でやってる。



ちなみに両親は私達が6歳の時に事故死した。



二人の生活費とか食費とかの為にスカウトされた読モを始めたわけ。



初めは楽しくなかったし、スタジオ暑いし、大人ばっかでつまんなかったけど、今は唯一自分を出せる場所として楽しくやってる。



学校は嫌いだけど、仕方がないと思っていくしかない、よね。



そろそろ美優を起こすか。



『美優、起きて。』



白い綺麗な肌に、長いまつ毛、ほんのりピンク色の頬と唇。



綺麗だなー、本来の私に似て。



美優「おはよ、A。」



『朝ご飯作ったから食べよ？』



美優「いらない。あんたの食べたら吐くわ。」



『わ、わかった、ごめん。』



美優「マジで、あんたがブスなせいで私のイメージが悪くなるんだから多少は私のことを考えて行動しろよ、引き立て役のお姉ちゃん。」



『っ、』



美優「まぁ、私よりブスで良かったけど、笑」



この通り、美優は私と二人だと本性を表す、腹黒女、って訳。



私は美優の為に働いてんだよ、食え！って思うけど、私のキャラじゃないし仕事のことは秘密だし黙っとく。



美優「A、学校行くよ。ヘマすんじゃないよ、」



『は、はい。』



はぁ、めんどくさい。

>>2→←人物紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す