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第壱話 ページ4

「しぃ〜のぉ〜ぶぅ〜‼助けて‼HELP ME‼」

藤田Aは勢い良く教室の扉を開けた。
整った面立ちの顔を真っ赤にして教室の中にいた親友、胡蝶しのぶに助けを乞うた。
故「どうしたんですか?」
「任務の報告をしに学園長室に行かなきゃいけないのに、サッカーの試合の助っ人頼まれたの‼だから、早く報告しに行こうと思ってうっかり煉獄先生と宇髄先生と伊黒先生と鱗滝先生と不死川先生と冨岡先生の前で廊下、少し走っちゃったの‼
今、報告終わって6人の先生から逃げてるんだけど、6人とも般若の形相なの‼怖い‼サッカーの試合は断ったけど、あの6人から説教はご勘弁ください、って感じよ‼ガミガミネチネチガーガーギャーギャーワーワーキーキー怒られるのはい〜やぁ〜‼だから助けて‼お願い、しのぶ‼」

まるで善逸かの様に汚い高音で叫び散らす宙柱に蟲柱は少し引いていた。
と、そのとき‼教室の扉がまた勢い良く開いた。
そこには般若の面を着けた様な6人の教師が立っていた。

不「藤田ァ、テメェ…」
鱗「廊下を走るなと何度言ったら分かるんだ‼」
「すいませんでしたぁ〜‼」
宇「罰として明日の教材作り手伝え」
「えぇ〜‼」
伊「えぇ〜じゃない。そんなことを言うくらいならば走らなければいいだろう。
それをお前はいつもいつも……ネチネチ…」
煉「うむ‼伊黒の言う通りだ‼」
冨「ついでにグラウンド整備も手伝え」
「はぁ〜⁉鬼畜‼」

そして、美術準備室に連行された。

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作者名:月下美人 | 作成日時:2020年7月25日 23時

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