第7話 ページ9
・
Aside
志々雄「遠い所から招集かけてすまねぇ。
これから“抜刀斎”とその関係者達を潰す。
蝙也、鎌足、夷腕坊、才槌、不二が葵屋。
安慈、宇水、宗次郎、Aは“抜刀斎”の足止めをしろ。」
相変わらず上から物を言う志々雄の口調に、耳を澄ませ話を聞いた。
先程から話している“抜刀斎”とは何だ?
疑問に思った僕は、由美さんの隣から志々雄の前に出た。
A『志々雄真実さん。
先程から話している“抜刀斎”とはどなたの事を言っているのですか?』
初めて志々雄に質問を投げかけた僕の方を見て、驚いていたのか唖然としていた。
志々雄「“抜刀斎”………又の名を緋村抜刀斎。
本名は緋村剣心。
幕末最強とまで謳われた伝説の人斬りだ。
今では不.殺(ころさず)と言って腰抜けになっている。刀は逆刃刀で、飛天御剣流を使う。」
“抜刀斎”とは___“緋村抜刀斎”
つまり緋村剣心の事を指す言葉らしい。
流派は___“飛天御剣流”
その言葉で一つ思い出した。
“飛天御剣流”は僕が最初に生み出した流派。
僕の流派が何故使用しているのか………?
所有しているのは新井赤空の逆刃刀:影打___峰と刃が逆に付いている切れない刀。
色んな言葉が頭の中で飛び交う。
初めて聞く名前の筈なのだが___
段々と僕の中で何かが込み上げてきた。
考え事をして気づかなかった僕は、右腰に指していた両刃刀:烈火消氷の柄(ツカ)を強く握りしめていた。
志々雄「どうした、A。
嬉しそうな顔をして。
そんなに“抜刀斎”が気に入ったか?」
僕の顔を見た志々雄が“嬉しそう”と言った。
どうやら口角を上げてニヤついていたようだ。
A『嬉しい………?
そうですね、志々雄さん。
ただ………
先程よりやる気は出て来ました。』
両目の包帯越しに____
志々雄を見て僕は言葉を発した。
87人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アミィ - 面白かったです!この主人公が剣心と戦う時が楽しみです! (2022年9月3日 23時) (レス) @page10 id: b726ad44ae (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます。温かいお言葉ありがたいです。内容を捻っているので待っていてくれると嬉しいです。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: 5bf343423d (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 由亜さん» 返事が遅くなってしまいすみませんでした。無い頭を捻っていますので待っていてくれると嬉しいです。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: 5bf343423d (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 比古さん好きなので続き書いてくれたらうれしいです。 応援してます! (2020年7月26日 10時) (レス) id: 14a3468a81 (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - めっちゃめちゃ面白いですね!チート主人公も宗次郎も好きなので嬉しいです!是非、続きを書いて欲しいです! (2020年5月29日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十騎 幽鬼 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年6月10日 11時