第１０話 ページ12
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緋村剣心side
A『貴方が緋村剣心さんですか？』
川まで水汲みをして来い！と師匠に言われて戻ってくると客人がいた。その客人は笑顔のまま拙者の顔を見ながらそう言い近づいてきた。
瞬時に刀を構えようとしたが、
この客人からは感情が何も感じ取れなかった。
まるで瀬田宗次郎のような＿＿＿＿＿＿＿
そう考えながらも＿＿＿＿＿＿＿
返答しないとは無礼だと思った拙者は「そうでござるよ〜」と気の抜けた返答をした。
比古「このバカ弟子！
俺の師に向かってタメ口を使うんじゃねーぇ！
敬語を使え、敬語を！」
焦った顔で師匠:比古清十郎は拙者に向かって走ってくると、拙者の頭を掴んで無理矢理下げさせられた。
師匠の師＿＿＿＿＿＿
ということは先代の飛天御剣流の師範代？！
それにしては＿＿＿＿＿＿
剣心「若すぎではござらんか？」
拙者が疑問を口にした瞬間＿＿＿＿＿＿先程まで何も無かった拙者の喉元手前で刀の刃先が止まっていた。
A『なにか………………言いましたか？(*ˊᵕˋ*)』
刃先を向けている刀の持主は笑顔のままで言った。
一瞬の出来事に息を飲むために喉を少し動かすと、
刀の刃先が喉元に少し刺さり少量の出血が出る。
比古「しっ…………師匠？！少しやりすぎでは！」
そう言った師匠の言葉を聞いた刀の持ち主は、
ゆっくり刀を引いて斜めに振り下ろすと鞘に戻した。
刀の方を見ていた視線を拙者の方に戻すが、
相変わらず表情は笑顔のままだった。
A『次から発言には気をつけて下さいね、緋村剣心さん。いくら手塩に育てた弟子の弟子だからと言って、他人の容姿で決めつけは良くないですよ。
ま。弟子の顔も見れましたし、そろそろお暇しますか。』
そう言うと拙者の横を通り過ぎて歩き始めた師匠の師匠＿＿＿＿＿あ！名前！！
剣心「お主の名前を聞いてものよいでござるか！！」
咄嗟に振り向いた拙者は大きな声で言った。
すると吹き始めた風に髪を靡かれながら、
A『瀬田Aですよ。
よく覚えておいて下さい。
また会いましょう、緋村剣心さん(ボソッ』
そう言うと振り向かず歩いて行った。
続く (更新停止中)
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アミィ - 面白かったです！この主人公が剣心と戦う時が楽しみです！ (2022年9月3日 23時) (
レス) @page10 id: b726ad44ae (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます。温かいお言葉ありがたいです。内容を捻っているので待っていてくれると嬉しいです。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: 5bf343423d (このIDを非表示/違反報告)
幽鬼(プロフ) - 由亜さん» 返事が遅くなってしまいすみませんでした。無い頭を捻っていますので待っていてくれると嬉しいです。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: 5bf343423d (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 比古さん好きなので続き書いてくれたらうれしいです。 応援してます！ (2020年7月26日 10時) (レス) id: 14a3468a81 (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - めっちゃめちゃ面白いですね!チート主人公も宗次郎も好きなので嬉しいです!是非、続きを書いて欲しいです! (2020年5月29日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十騎 幽鬼 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年6月10日 11時
